ダンマパダ解釈

第1章 ひと組みずつ 7,8

7 この世のものを浄らかだとおもいなして暮らし、(眼などの)感覚を制御せず、食事の節度を知らず、怠けて働かない者は、悪魔にうちひしがれる。−弱い樹木が風に倒されるように。 8 この世のものを不浄であるとおもいなして暮らし、(眼などの)感覚をよ…

第1章 ひと組みずつ 6

6 「われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟をしよう。 −このことわりを他の人々は知っていない。しかし、このことわりを知る人があれば、争いはしずまる。 岩波書店「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より やっと6句めの解釈で…

第1章 ひと組みずつ 5

5 実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息(や)むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である。 岩波書店「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より 久しぶりに解釈を。 僕の超意訳 「あんた…

第1章 ひと組みずつ 2.3

3 「かれは、われわれは罵った。かれは、われわれを害した。かれは、われわれにうち勝った。かれは、われわれから強奪した。」という思いをいだく人には、怨みはついに息(や)むことがない。 4 「かれは、われわれは罵った。かれは、われわれを害した。か…

第1章 ひと組みずつ 1,2

1 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人につき従う。−車を引く(牛)の足跡に車輪がついて行くように。 2 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出…

ダンマパダ解釈 序

「ダンマパダ」聞き慣れない言葉だと思いますが、ご存じでしょうか?『法句経』としても知られており、ブッダの「真理の言葉」としても知られているものです。これはブッダの直接の言葉と言われているものを集めたもので、仏教の原始教典に分類されます。僕…